芸術と技術の融合によるパロの誕生

パロは、ハンドメイドによる繊細な高い芸術性と、独創的で高度な技術性とを兼ね備えています。

芸術性

(1)感性
  • さわり心地(素材、ソフト構造)
  • 抱き心地(柔らかさ、重量、前後左右重量バランス)
  • 温かさ(温度制御による体温調整)
  • (2)デザイン
  • 心理実験、試作、2000名近い国際的な主観評価を通じた形態決定
    (意匠登録)
  • カナダでのアザラシ生態調査(さわり心地、鳴き声、動作など)
  • 本物のアザラシの赤ちゃんの鳴き声のサンプリングデータの使用
  • (3)ハンドメイド
  • まつ毛の手縫い
  • 専門トリマーによる顔周りのトリミング
  • パロのまつ毛は、丁寧に手縫いによって縫い付けられます。長くも、短くも、思いのまま。
    パロの顔つきは、専門のトリマーが、1体ずつ心を込めて仕上げています。すべてのパロは、1体ずつ顔つきが違いますが、トリマーの手にかかれば、男の子っぽくしたり、女の子っぽくしたりも、お手の物です。

    技術性

    (1)高度な人工知能
  • 2つの32ビット・RISCチップ
  • 7つの8ビット・マイコン
  • 分散情報処理ネットワークと分散制御、など
  • (2)独創的・高度なセンサ技術
  • ユビキタス面触覚センサ
  • 音声認識機能(多言語対応)
  • 小型3軸加速度センサ、など
  • (3)信頼性・安全性が高い設計と製造技術によるハードウェア
  • 高集積・4層プリント両面基板(配線とノイズの減少)
  • 内部モジュール構造
  • 電磁シールド
  • 2万ボルト耐静電気テスト、10万回なでテスト、落下テスト、クリア
  • 抗菌糸、抜け毛防止加工、など
  • (4) 使いやすさやメンテナンスの容易さ
  • 本体スイッチ1つ
  • おしゃぶり型充電器(意匠登録)
  • パロの体内の神経ともいえる電子配線は、1枚当たり4層でプリントされた基盤の内部に埋め込まれており、長期間安心して使うことができます。また、配線を少なくすることで、信頼性があがり、ノイズに強くなり、軽量化につながっています。
    パロの内部の電子基盤は、クリーンルームで、ロボットである最先端のチップマウンターが正確・高速に作り、画像認識などで自動検査も行います。
    (ユビキタス面触覚センサのデモ機)
    パ ロの毛皮の下で全身を覆っているユビキタス面触覚センサは、人が触った場所やなでた方向、また叩いたり、抱っこしたりなど、ふれあいの仕方を感じることが できるセンサです。また、柔らかい構造をもっているので、人が触ったときには、パロの体が柔らかく感じられます。このセンサは、IEEE TExCRA 2004国際会議(米国電子電気技術者協会主催)で最優秀賞を受賞しています。