パロのモデル

1.タテゴトアザラシの赤ちゃん
パロは、タテゴトアザラシの赤ちゃんをモデルにしています。
本物のタテゴトアザラシの生態調査のため、実際にカナダ北東部のマドレーヌ島沖の氷原へ行き、その結果を元にパロを作っています。
その様子は、こちらへ!

2.なぜアザラシなの?
ロボットの外観は、大きく4つに分類できます。

1) 人間型
2) 身近な動物型(犬、猫など)
3) あまり身近ではない動物型(アザラシ、ペンギン、鯨など)
4) 架空の動物、キャラクターなど

この分類は、人間の経験や知識に依存しています。人間は、人間のことを良くわかるため、人間型ロボットの技術が優れていても、人と同じように走ったり、 ジャンプしたり、仕事をしたり、という様々なことができることを期待します。そのため、期待から大きく外れると、がっかりしてしまいます。
身近な動物の場合でも、同様で、多くの人々は、犬や猫を良く知っています。実際に、犬型ロボットと猫型ロボットを作って、多くの人々に評価してもらいま した。犬型ロボットは、見た目も機械的で、犬らしくないため、犬と理解されませんでした。猫型ロボットの場合には、外観が猫型だったため、ロボットと触れ 合う前に高い評価を得ていたのですが、実際に触れ合うと、良くできている、ということで全体的に評価が高まったものの、大きく期待していた人たちは、「本物と比べて反応が違う」、「さわり心地が違う」など、本物との比較によって、厳しい評価になってしまいました。
あまり身近ではない、アザラシ型ロボットの場合には、触れ合う前から、かわいいね、というような良い評価を得て、実際に触れ合うことによって、さらに評 価が高まりました。本物と比較されることも無く、多くの人々から受け入れられやすいことが明らかになりました。